からだの中身の健康と外側の健康

気付いたらあっという間に2019年になっていました!今年もどうぞよろしくお願いします。

年明け、少し遅めの冬休みで海外に出かけ、帰国後体調不良に。人生で初めて1週間近く寝込みました。

そこで感じたのが、あらためて、健康の大切さ。それも内側の。

内側にある内臓をはじめ、生理機能や、自律神経。これなくしては生きていけません。それを痛感。

ですが、それと同時に、それを1つにしている身体という外側も、ここには筋肉なども含めたいと思いますが、これもまた「動く」という人間の営みを支える上でやっぱり必要不可欠です。

結局のところ、両者の程よいバランスなんだなぁ、とあまり深くない結論に落ち着きました。笑

今年は、どうしたら私のしていることが、より人生を居心地良くしてもらうきっかけにしてもらうために伝えていくことができるのか、

日々感じている感謝の気持ちをどう還元していけるのか、

今まで以上に私中心ではない考え方ができるように精進したいな、と思っています。

身体も心も豊かで風通しの良い気持ちのいい1年になりますように。

続けようと思って続ける必要はない

どこかで聞いた、多動力にも繋がるけれど、1つのことをずっとやろうと、あえて努力する必要はないと思う。

私は運よく、とても好きなものに人生の早い時期に出会い、その後ずっと続けることになる。途中お休みしていた時をのぞいて、33年。ダンスは、私とは切っても切り離せない大事なものになった。

けど、続けようと思って続けた訳ではなく、ただ好きで、他の習い事は続かなかっただけ。だから、とても好きなダンスだったけど、どこかで、もっと好きな何かに出会えたら、それはすごいことに違いないから楽しみだと思っていた。

アメリカでの大学時代に休学して、日本で派遣系のバイト。とある外資系の営業代行をした時に、とても良い結果を残し、アメリカの大学を卒業したら就職しないかと有難いお誘いをいただいた。

キャリアウーマンなんていう響きに憧れを感じて、うーん、それも良いかも、なんて思ったけど、ダンスを越える好きなものでもないし、やめておこう、と丁重に辞退。(けど、そんなお声がけをいただいた事は、私の大きな自信になったので、とっても感謝しています)

母にその経緯を話しながら、「ダンスより好きなものに出会えば、全然そっちに行くんだけどね!」と軽く話していたら、「せっかくダンスの勉強をする為にアメリカの大学に行ったのに、プロのダンサーになるとか、その道でやって行くことを考えないの?」と言われたことがある。

なぜか考えなかったんだなぁ。というか、好きで続けて行く延長にあるかもしれないな、とは思っていたけど、先述した通り、この世で一番好きなダンスを越えるものに出会ったら、それってものすごい!と思っていた。

ダンスが何よりも好きで、友達と遊ぶよりも、ボーイフレンドとデートするよりも、学校よりも、何よりも優先にしてきた。そんな好きなものって、なかなか無くない?と若いなりに感じていた気がする。

そんな私がロルフィングに出会い、ロルフィングに興味を持ち、人生で初めてダンスと並ぶ面白さのものを知ってしまった。これは衝撃以外の何者でもなく、いざ出会ってみると、かなり困惑した。

で、今、ロルフィングは仕事として、ダンスは趣味として継続。どちらも好きなのは変わらない。そして、これからもっと興味があることに出会ったら、それはさらにすごい!と思っていたら、子供が生まれた。子供はもう別次元。人生って本当に何があるかわからない。

だから、1つのことを続ける美学に乗っかる必要はないと思う。好きだったものが嫌いになってもいいし、その後でまた好きになってもいい。それくらい自由じゃないと、自分の人生。好きなものであれば、自然に努力するし、人から見た苦労が苦労に感じないんじゃないかな。と、思った最近。

どうにもこうにも気持ちが乗らない日にすること

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誰にでも気持ちが乗らない日ってありますよね。

そんな時、みなさんはどうしていますか?

人がそんな時にどうしているのかを聞くと、自分と同じで安心したり、新しい方法でとても参考になったりします。今度いろんな人にインタビューしてみようかな。

私はというと、朝起きてパッとしない日は、たいてい、お天気の影響が多いです。

そんな時でも、好きな音楽を聞いたり、美味しいものを食べたり、動いているうちに調子が出てくるんですが、どうにもこうにもならない日もあります。

何をしてもいまいち気分が上がらない。やる気も出ないし、やろうとしてもやれないし、何かを考えるとマイナスなことしか出てこない。

さて、そんな時どうするか。

私はもう諦めることにしているんです。「今日はうつうつした日で、ちょっとやそっとで変わらないから、うつうつしておこう!」と。

なので、あまり物事を考えないようにして、大事な決断や大事な仕事は緊急でなければ後回し。

そういう時って、どんなに頑張っても元気にならなかったり、良いアイディアも浮かばないんですよね。

でも、寝て次の日には、「あれ?昨日のあのテンションのだだ下がりはなんだったんだろう」って思うことも多い。

そんなことを繰り返している間に、もうダメな日はダメだと諦めるようになりました。

そういう時って疲れていたりもするから、からだを癒すことに意識を向けてあげる方がお得です。一度諦めたら、何かする時に「これをやったら元気が出るかな」なんて欲を出さずに、ただ、のんびりやってみるのがおすすめです。パッとしない日の変な期待はご法度。またそこで落ちちゃったりするんです。。。。

そんな私の対処法を聞いたロルフィングのクライアントは、

「私はそういう日ってついつい何とか頑張ろうと余計力を入れちゃいがちだから、私も諦めてみようかな」

とおっしゃっていました。パッとしない日には、元気になるのを諦めてみるのもおすすめです。ただ、そのままの自分でいいや、とその日を過ごしてみるのも、忙しい私たちには必要なのかもしれませんね。

そんな気分がパッとしない時の私に見せてあげたいブログ記事をホリスティック・システムの生徒さんが掘り出してきてくれました。みなさんに効果があるかはわかりませんが、気分が上がらない時、ちょっと不安な時、参考までに読んで見てください。

『水平線から得る安定感』

【動画】足首を曲げると前スネが張ってしまう人に

動画シリーズ、3回目。少し間が空いてしまいました。

今回も足にフォーカス。足首の動きです。

☑︎足首が曲がりにくい、硬い(と少なくとも感じている)

☑︎前スネが張ってしまう(→ものすごく良くあるケース!足が太くなる原因でもあります!)

☑︎バレエでフラッペの動きが苦手(→苦手な方の多くが前スネや膝下外側が張ってしまうのを感じています)

そんな方にチェックしてもらいたい動きであり、必要な動きです。

動画の中でも紹介していますが、足首を動かす時に力が入る理由として考えられるのは、

・曲げる時に足の指に力を入れて手前にグッと引き過ぎている

・踵をぐーっと押し出し過ぎている

・足の甲とスネをグッと近づけようとし過ぎている

・足首が硬く、無理くり力任せに曲げている

ことなどが考えられます。

最初は力を抜くのが難しいとは思います。そんな時は、自分の手を使って動かしてあげてください。足にグッと力を入れなくても足首が動くことを感じさせてあげることが大切です。

大多数の場合、足首はうまく力が抜けてさえしまえば可動域がグッと広がります。ただ、この“力が抜いている状態で動かす”というのがちょっとコツがいるだけ。ぜひ、地道に挑戦してみてくださいね。

また、力が抜けにくい理由には、力が抜けたことを感じたことがない、という理由もあったりします。例えば、長年足首が硬かったり、怪我をしたことがあったり、動画の動きができないどころかイメージさえわかない、という場合も。そんな時は、ロルフィングなどで実際にやわらかくなる感覚とそれを伴った動かし方を1対1で学ぶのもおすすめです。

ロルフィングについてはこちら

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興味深い意味付け、そしてその危険

この夏、私は右足の親指を激しく突き指しました。「折れてないか念のため…」と整形外科に行ってみるくらい、腫れるし、痛いしだったのですが、レントゲンで折れていないことを確認。その後、突き指が改善したら、なんと右脚全体のつながりが改善!

すると今度は、突き指していないのに左足の親指が突き指したかのように痛むようになりました。体重を乗せると、ちょっと痛くて体重を乗せるのをついやめてしまうような感じの痛みです。

これが数週間続いた後、先月の後半、仙腸関節を10年以上ぶりに痛めました。そして、その後ロルフィングとヨガでケアをして改善したのですが、なんと…

改善後、左足の親指の痛みが消滅。左脚のつながりも良くなりました。


身体に携わる仕事をしていると、「なるほど、そういうことか!全ては繋がっているんだな。右足親指突き指→右脚全体のバランス変化→左足の代替動作からの左足親指の痛み→帳尻合わせで仙腸関節まで響いてくる、という流れ」を想像してしまいがち。

それは間違いではないけれど、ここで大切なのが、「全く関係ない可能性もある」という可能性を忘れないこと。

「ここがこうだから、こっちはこうなんだな」という意味付けは、人の身体を見ていく上で時にとても危険。当てはめられたパターンや考え方、憶測は、本質を見逃すきっかけになりかねない。

私自身、ロルフィングを学び始め、面白くてたまらなかったことは、いろんなことを意味付けしていたように思います。ここが動きにくいのは、そうか、背骨から来てるんだな、筋膜のつながりだな、なーんて考えたりするのがとても面白かった。

そういう時期があってもいいけれど、最終的には、そうとは限らない、ということを大切にする必要がある。人の身体はみんながみんな違うから。


そんなことを自分の身体で感じた矢先、9月15日から始まったBruce Schofeldによる『筋膜インテグレーション』のコースの通訳をしている中で、同じことを学ぶことになりました。

「ここがこうだったら、内臓がこうだった、とか、そういったよくあるパターンや傾向ってあるんですか?」という受講生の質問にブルースは、

「ないこともないけれど、自分自身は逆に、そういうパターンを考えないようにしている。常にできるだけまっさらな状態でクライアントと向き合わないと、パターンや傾向で考える時、何か大切な物を見落としかねないからだ。私たちの指紋は人によって違う。それと同様に、私たちの身体や動きや意識の仕方が、人によって違うのは当然だ。」と答えたんです。

まさしく。本当にその通り。

私の指導者対象のセミナーシリーズの中でも、色々な身体や動きの分析の仕方は学ぶけれど、パターンや傾向に当てはめる考え方をしないように気をつけることを、よく話します。(そんなセミナーも現在10期生募集中!

A型だから、こうだよね、と言われると、「いや、A型だけどそうでもないよ」というのがあるのと同じです。

意味付けは面白い。けれど、そこにハマりすぎると危険な事実。知っていると便利です。

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痛みがある時、気付けていないことに気付くために必要なこと

身体業界にいると、自分の身体に何かあった時、自分がしている施術やエクササイズやトレーニングなどで何とかしようとする人がとても多い。

「自分で何とかしよう」が強すぎて、とにかくセルフケアで乗り切ろうとしたりすることも。

業界にいる人はプロだけれど、別に、プロが他の人を頼ることは悪いことではない。だって、自分の身体とはいえ、わからないこと、気付いてないことってたくさんある

なぜかと言えば、自分の感覚による基準値って時計の針がずれるようにずれていくから

私が開催する指導者対象のセミナーでは

自分の身体や動きを時に第三者にみてもらうこと

自分のモダリティーだけで解決しようとしないこと

を必ず伝えています。

今回、私は仙腸関節に痛みが出ました。(詳しくはこちらを)

今回の私のように、私が「今仙骨はこうなってる気がする」と感じてたことが、実際ロルフィングで見てもらったら「仙骨というより腸骨がこうこうこうなってる感じだね」と少し違う角度で言われると、気付かないことに気付けたりする

私がヨガで出来るだけ左右均等に動こうと思ったのも、

身体の感覚がある程度良い人は、「きっとここがああなって痛みに繋がってるから、こうやって身体を使った方が良さそうだ」とか余計なことを考えながら使ってしまいやすい。(本当に時にこれが大きなマイナスになる)

これをやってしまうと、気付けない箇所に働きかけられないままになってしまう可能性が出て来る。

今回、私自身に久々にそれなりの痛みを感じて、実験的に、人に頼る、という戦略をとってみて、学ぶことは多かった。

ちなみに、もちろん、頼る前に自分で出来ること、ゆるめたり、動かしたり、ストレッチしたり、色々やってもみました。…がそこまでの改善は見られず。改善がここで見られる程度のことであれば、それでいいけれど、

「あ、これがダメなら人の手を借りなきゃダメだな」

というポイントを知っているのも大切だと再確認させられた今回の痛み。

痛みが発生して2日後、さらに痛みはなく、基本何も感じなくなりました。長い時間座っていると存在はあり。お風呂を洗ったり、前屈みになるのも大丈夫だけど、まだちょっと感じるので要注意。基本的な動作には対応できているけれど、まだダンスなんかの早くて衝撃のある動きはやめておいた方が良さそうだなぁ、というところです。

本当に痛くて、歩き方もおかしくなっていたので、早く改善してよかった!

そう、長引けば長引くほど、代替動作もより癖付きやすくなるから、大したことではなくても動きに影響が起こっているものは早期対処に越したことはありませんね。

自分がプロの指導者でも施術者でも、しっかり他の人にも見てもらうの、おすすめです。

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【動画】床を使ったポアントとブラシの練習

前回紹介した『ポアントとフレックスの注意点』の動画、とても好評でした。

「最近足首が痛く感じていたけれど、これが原因だった!」

「ふくらはぎを酷使してアキレス腱が痛くなっていた」

「指先をグッと丸めて力を入れてしまっていることに気づいた」

という声から、

「バレエを始めてから脚が太くなってきた気がしていたけど、これが原因かもしれない!」

という声も多数!


バレエそのもの自体は、とても楽しく、軽やかで美しいものですが、やり方次第では身体のラインは崩れていきます。ラインが崩れるだけならまだしも、痛みを生み出すことにも繋がるので、ぜひ、自分の身体にあった練習をしていってくださいね。

今回は、ポアントの練習を床を使って行う方法を動画で紹介しています。この練習をすると、バレエで「床を足でブラシするように」とタンジュや、デガジェ、バットマンなどで言われますが、その“床をブラシする”感覚にもつながります

動画は裸足でやっていますが、床が滑りやすいところであれば、裸足で、滑りにくい場合は、靴下(ゆるめがおすすめ!)などを履いてもらうと良いかなと思います。

最終的にはバレエシューズを履いても、この動きができるようになりたいですが、シューズを履いているとどうしても癖が出やすかったりもするので、最初は足指を自由に使える裸足や靴下でやるのがおすすめです!

床を優しく、撫でるように。

 

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