重力と重心を感じて動く(大分WS報告)

大分でのロルフムーブメントとピラティスのコラボWSが終わりました!会場にさせてもらった大分のセウススタジオさんの主宰、二宮幸子さんがピラティス部分を担当してくださったコラボWS。

タイトルは、「からだを長くしなやかに」

キーワードは、重力と重心

コラボで開催すると、普段テーマとして扱わないことをしたりできるので、とっても面白い!!重力と重心は、ロルフィングでもロルフムーブメントでも、セッションでもワークショップでも常に触れていることなのですが、あえてあまり言葉にしない傾向のある私。なので、そこにフォーカスしていくのは、ワークショップの流れ自体もいつもとは違う方向で行けて、とっても興味深く、勉強になりました。

日常動く上で、足は欠かせない、ということで、足からスタート。そこから、ロルフムーブメント部分のサブタイトルにしていた「骨盤が消える感覚」を探求していきました。

からだが重力下でうまく動けると、骨盤の存在感が消えるのです!足/脚から背骨に直接繋がっていくんですよ♪

それを感じるためには、足など下半身のつながり、そして、重心、そして重力の存在が必要になっていきます。


それを、たったの2時間だったので、なかなかスピーディーに、ではありましたが、ロルフムーブメントのエクササイズを通じて体感していきました。

後半は、幸子さんによるピラティス。ピラティスとはいえ、グイグイ動くエクササイズよりも基本的な動きに着目。ロルフムーブメント部分で得た感覚を幸子さんが上手に広げていってくださいました。

「すぐ次のレッスンに活かせそうです」という声が多かったのが嬉しい!レッスンや生活の中で活かしてアウトプットしていくことで、得たものを自分のものにしていけるし、体感しないことには活かすこともできないので、活かせるということは体感できているということですからね。

感想の中に、私と幸子さんの考え方が近いのか、話が繋がっていて、いつもの動きにも発見があった、というものがありましたが、はい、そう思います。

もちろん、幸子さんが、私が担当したセクションをうまく広げてくれた力量も大きいですが、幸子さんのパートに参加していて、

動きやからだの在り方、それどころか講師としての在り方など、かなり、同じ方向を向いているんだなぁ、と実感。

けど、表現方法は全然違ったりするので、一見全く違うことを説明しているのではないかと感じるんだけれど、実は同じ動きを引き出そうとしていたり、私の引き出しも広がりました!こういうコラボWSは、参加している人にも学びが多くなるんじゃないかなと思います。

また行きます、大分!

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筋膜はなぜねじれるの?

筋膜はなぜねじれたりするのでしょう?

ロルフィングを通じて学び、実際に自分のからだでセッションを受けて学び、クライアントとのセッションの中で学んできたことをいろいろふまえてみると

やっぱり今のところ、

■ 日常の動き(呼吸、歩行、食事の仕方など)の癖
■ スポーツをする時の動きの癖
■ 怪我や手術後の保護、代替動作

なんてところが原因として挙げられると思います。

筋膜は私たちにとって都合が良いだろうと習慣的な動きに合わせてねじれてくれていたり、

手術や怪我の傷あとを守るために硬くなり、からだ全体のバランスを保つためにまわりの筋膜はねじれていったりする。

すごい仕組みですね!

そして筋膜の持つ、張力と圧力の関係
運動していると、これはものすごく感じます。

例えば、ゴルフのスウィングでは、いかに、でんでん太鼓のように軸を中心にねじれるかということが大切。

それもまさしく、筋膜の張力をうまく使ってこそ、できること。だって、背骨は勝手に動かない!

筋膜のねじれや癒着を改善して、健康な瑞々しい筋膜を保ち、いつまでも気持ちよく身体を使っていきたいですね。

 

余談ですが…

馬の筋肉量では、計算上、あんなに早く走れないとか。なぜあんなに早く走れるかというと…

筋膜の張力を利用しているからなんですよ!

 

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好きなことを仕事にする?

初めて見続けている朝ドラ「半分、青い」。

すでに岐阜出戻り編が始まってしまいましたが、しばらく前の東京での漫画家編を見ながら、私は自分の経験を追体験し、胸がぎゅっとしたり、グッときたり、泣けたりしました。そんな人、きっと多いんだろうな。


自分にとっての癒しの対象は?

主人公の鈴愛(すずめ)が漫画を書けなくて、夜な夜な、「脳が活性するから」と次から次へとスイーツを食べていたシーン。私が、「これを食べて頑張ろう」と夜な夜な食べ続け、最終的には摂食障害に陥りかけた時のことを思い出しました!食べることが癒しの対象になってしまう危険な流れ。

疲れた心と身体は、間違った認識をさせてしまうものですね。本当に気をつけて欲しい。


好きなことを仕事にするのは幸せなこと?

そして、漫画を書くことをやめる決意をする主人公の鈴愛。

大好きで大好きでたまらなかったものを、大好きだと、好きだと思えなくなるのは、とてもとても辛い。おまけに、その大好きだったものが、自分のアイデンティティーを形成していたならなおさらです。

私は、大好きなダンスを仕事にしませんでした。1つには、私にはダンスを教えるほどの才能がないと思っていたこともありますが、ダンスを生活するための仕事にしてしまうと、お金が稼げない時にダンスのせいにしたり、ダンスを嫌いになったりすることがあるのではないかと思ったからです。

その考えに至るには、きっかけもありました。

学生時代、一度、煮詰まりに煮詰まって、このままだとダンスを嫌いになってしまうかもしれないと思ったことが。ダンスのために全霊を捧げ、どんな努力も惜しまなかった私が、努力するのが辛くなってしまった。楽しくなくなってしまった。踊っても出てくるのは涙だけ。その時は、大学を休学して1年一時帰国して、働いて授業料を稼ぐ経験をすることで、ダンスへの気持ちを明確にし、取り戻すことができました。「嫌いになってしまいそうだ」という鈴愛ちゃんのように「とにかく辛い」という感情を、ここで感じていたことは、ダンスを仕事にしないと決める大きな鍵になったなと今は思います。

ここ数年、「好きなものを仕事にしよう」という言葉もよく耳にするようになりましたが、いったいどれくらいの人が、元々好きだったことを嫌いになることなく仕事にし続けていられるのでしょうか。それが叶えば、もちろんそんな素晴らしいことはありません!だけど、そういう人生でなくても素晴らしい人生にすることはできます!


好きなことを仕事にしない選択

私は、あえて、好きなものを仕事にせず、興味の持てる、それでいてお金が稼げることを仕事にしようと思っていました。

そこで選んだのがロルフィング。

自分がロルフィングを受けて、自分の身体の変化に感動し、そこでロルファーを目指そうと思うようになるロルファーが多い中、私は完全に、「面白そうで、お金が稼げそう」ということがロルファーになることを選んだ理由でした。

ダンサーでいると、貧乏アーティストにたくさん出会います。そして、それがちょっと当たり前のような空気もある。そんな負のスパイラルを私は打ち切りたかった。お金に余裕があるダンサーになることが、ある意味目標でもありました。不純だなぁ。笑

結果、現在ロルフィングは10数年間継続中で、大好きです!今の時点では飽きる気配はありません。それどころか、どんどん筋膜の謎が解明されていって、スローな私は死ぬまで勉強しても飽きることができるレベルには行けなさそうです。

ロルフィングを学ぶ過程で、ロルフィングをどんどん好きになってきて、戸惑ったこともありました。その理由はまた今度ゆっくり。(これまた、「半分、青い」で共感できてしまうところがあったりして。面白い)

そんなわけで、大好きなことを仕事にしなくても、興味が持てることであれば大好きになっていくのではないだろうか。大好きなことを仕事にしたというだけでは、必ずうまくいくというわけではないんではないだろうか。

そんなことを考えさせられた、鈴愛ちゃんの生き様です。

 

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【動画】足のポアントとフレックスのコツ

今日から週に1度くらいのペースで紹介していけたらいいな、と思っている動画シリーズ。

今回は、バレエやダンス、ピラティスなどをするロルフィングのクライアントの皆さまからよくいただく質問より『足のポアントとフレックスのやり方のコツ』を選択してみました!

足のポアント(甲を伸ばす)とフレックス(足首を曲げる、かかとを押し出す)動きは、やり方次第で、脚を太くしてしまいます!!(私もその1人でした)

ロルフィングの創始者アイダ・ロルフさんの言葉に、

“When Flexors Flex, Extensors Extend(伸筋が伸長する時、屈筋は屈曲する)

という言葉がありますが、まさにそれ!!!(この言葉を最初に耳にした時は、「当たり前では…」と全然腑に落ちませんでしたが笑)

ダンスなどを始めれば、脚が細くなるはずなのに、なんだかガッチリしてきたような…という方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

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8月大分ロルフィング×ピラティスWS!

こちらでの告知が遅くなってしまいましたが、8月に大分で再びワークショップをさせていただくことになりました!

今回は、前回もお世話になったスタジオseuseの二宮幸子さんとのコラボワークショップです。テーマは「重力と重心」。重力と重心をうまく利用することで、どう動きに広がりが出てくるのか、楽しみにしていてくださいね。

 

ロルフムーブメント™×ピラティス~からだを長くしなやかに~


長くしなやかなからだ。なんとなくイメージはあると思いますが、実際にからだの中はどのような状態になっているのでしょう。その状態になるにはからだに何か必要なのでしょうか。
今回は、前回大好評だった小鹿有紀のロルフムーブメントとLearning Pilates®の二宮幸子のピラティスの観点を用いたワークショップ。最近よく耳にする「筋膜」、そしてしなやかさに欠かせない「重力と重心」に着目しながら、どのうように動きに活かしていくのかを体感していきます。

≪項目≫ 筋膜とは / 重力と重心 / 上半身と下半身の重心の関係性 / 手足から軸へのつながり / 骨盤が消える感覚!? / ロルフムーブメント&ピラティス

【日時】 2018年89日(木曜)14:00-18:00
【講師】 小鹿有紀 profile / 二宮幸子 profile
【料金】 ¥12,000

【対象】運動指導に携わる方 / ピラティス経験のある一般の方

【場所】seuse studio(大分県大分市都町3-1-14 大和ビル4階)

【申込】info@learning-pilates.com

 

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7月&8月ロルフィング/ロルフムーブメント・ワークショップ(名古屋)

2018年7月&8月のワークショップ@名古屋のお知らせです。

まだ最終決定していませんが、今月は一般向けのオンラインWSも開催予定です。お楽しみに。


7月22日(日)@ロルフィングスタジオ380

14:00〜15:45 柔軟性を引き出すストレッチのコツ!

ストレッチをしても、なぜかあまり柔軟になれない。からだが硬くてストレッチする気になれない。もっと効率良くストレッチできるようになりたい。健康にプラスになるストレッチを知りたい!という人におすすめ。自分に合ったストレッチを知りましょう!

16:00〜17:45 デコルテをスッキリさせて、肩こり改善

肩周りが出る季節。デコルテ周りを、ただの見た目を良くするだけでなく、アプローチの仕方を工夫することで、肩こり改善にも繋がります。鎖骨のラインが気になる、首や肩のコリが気になる、呼吸が浅い、肩が上がりやすい、なんていう人におすすめです。

 

8月25日(日)@ロルフィングスタジオ380

14:00〜15:45 股関節から腰にアプローチ

腰周辺の重さ、痛みはなかなか辛いものです。立ち方、歩き方、座り方にまつわる股関節の使い方や意識の仕方を変えていくことで、セルフケアしていくレッスンです。

それぞれ参加費5,000円。(2つ受講する方は合計より1,000円引き、3つ受講される方は合計より2,000円引き。)

お申し込みはこちらの専用フォームから

 

7月29日(日)@スポーツクラブNAS稲沢

10:30〜11:15 筋膜ストレッチ&コンディショニング

詳細&お申し込みはこちら↓

 

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選択の連続が導く今

先日、映画『君の膵臓を食べたい』を遅ればせながら観ました。そこで出会った印象的だった言葉。


偶然じゃない。運命なんかじゃない。私がしてきた選択と君がしてきた選択が私たちを会わせた。私たちは自分の意思で出会ったんだよ。


この言葉がなぜ印象的かというと、ロルフィングをしていく上での身体の見方と、私の大好きな胎生学で学んだことと同じことだったから。

ロルフィングでは様々なことを学びます。その中の1つが胎生学です。私の場合は、胎生学に長けた先生からロルフィングを学んだのが、胎生学を知るきっかけになりました。そこから本を読んだり、セミナーを受けたり。まだまだわからないことが99%ですが、それでも、私の中で大きなエッセンスとなっています。

胎生学を学ぶ中で私にグッと響いたのは、受精卵が成長していく時は常にYesとNoの二択の連続で進んでいくということ。その選択肢がYesが続いた時にだけ、受精卵は成長していくわけです。

それが、今回の『キミスイ』での言葉とリンクしました。

私たちはこの世に誕生した受精卵の頃から、選択をし続けて生きてきています。そして、未来もその選択肢の連続で続いていきます。つまり、今現在の選択が未来を変えていくんです。

時に選択は難しい。今でも私が覚えているのは、大学生になった頃。それまでは「自由になりたい。」と思っていたのに、自由になったと思ったら選択肢があまりに多くて選択することが大変だと知りました。

今の時代は情報が錯綜していて、より選択が難しくなっているかもしれません。それゆえに大切なのが、どう選択するかという指針。私はロルフィングを通じて、自分のカラダが指針となりサポートしてくれるように、人に伝えていけたらいいなと思っています。

私たちは、今ここにいるべきして、ここにいる。

今を大事に生きていきたいものです。

 

 

そんな指針の参考になったら嬉しいな。と作った本がこちらです。

ヒントは自分のカラダの中にある 賢いカラダ作り

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ヒントは自分のカラダの中にある

「ヒントは自分のカラダの中にある」

これは昨年私が出した本のタイトルであり、ここのブログの副題にもしているのですが、最近、これに繋がる引用句をアメリカのロルファー仲間のInstagramで見つけました。

“there is nothing outside of yourself that can ever enable you to get better, stronger, richer, quicker, or smarter. Everything is within. Everything exists. Seek nothing outside of yourself.”

― Miyamoto MusashiThe Book of Five Rings

 

宮本武蔵著、五輪書より。正式な訳、というか原文はまだ見つけていませんが、

“より良くなるためにも、強くなるためにも、豊かになるためにも、早くなるためにも、賢くなるためにも、そうさせてくれるのは、自分自身の外には存在しない。全ては内にある。そこに全てがある。自分自身の外には何も求めるな。”

…という感じです。

そして、今回、原文を探そうとネットサーフィンしている中で、五輪書は、そこから学ぶというより気づきのために手にとるもの、としてあったという言葉も見かけました。

「ヒントは自分のカラダの中にある」は、侍本ではないけれど、自分自身の身体を、そしてそこから自分自身を豊かにしていくための、日々の生活の中で気づき方を記した本です。私の五輪書みたいなものかしら。

近々、この本の内容の中のことを違う形で外に出していこうと思っています。試行錯誤で始める予定ですが、お楽しみに。

これを機に、五輪書も読んでみたいと思います。学ぶこと多し。

 

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筋膜に動きの癖がつくまで

私がロルファーになった2005年時には予想もしていなかったほど、今では認知度がアップしている「筋膜」。まだまだ謎も多いですが、それゆえ可能性もたくさん含んでいます。

最近で一番取り上げられたことと言えば、こちらのニュース『人体で最大、新しい「器官」を発見?』

「間質」について取り上げられていますが、要は筋膜のことだよね、というのが専門家の認識です。先日読んだ、『医道の日本6月号』でも紹介されていました。(ちなみに、この中でロルファー仲間ほしのあつこさんが寄稿されています。良記事!)

ロルフィングでは、ずっと筋膜に着目してきています。実際に、International Fascia Congress(国際筋膜学会)の創立者はロルファーの二人。そして、アナトミートレインという概念を世に出したトーマス・マイヤースの存在も大きいでしょう。

トムはロルファーの大先輩。そんなトムが来日する際に、アシスタントをさせてもらえる機会を初期の頃(まだまだ私が駆け出しのロルファーの頃)から得ていたのは、幸運中の幸運としか言えません。

さて、そんなトムのセミナーでトムがよく使う説明ですが、どのように筋膜に癖がついていってしまうのかを簡易バージョンで紹介します。


慣れないことをする時、どういうやり方がいいのか、色々試しますよね。そういった仕草の中から使いやすいものを使うようになり、それが習慣になっていきます。そして習慣が継続されると姿勢を生み出していき、それが続くと筋膜を含めた構造に影響が出てくる。

…という流れです。

なので、例えば、

①パソコンの画面が見えにくく、よく見ようと顔を画面に近づける仕草

②顔を近づけたら画面が見やすかったので、それを繰り返す習慣になり、

③いつも顔を前に出して画面を見ながら仕事をするため、パソコンを使っていない時も頭を前に出す姿勢になり、

④その姿勢を続けることで、前に出た頭を支えるために、まわりの筋膜が硬くなったりしながらバランスを取り始める。

こうやって、
繰り替えし行う動きが
筋膜を癖付けていくわけです。

なので、ロルフィングでは、そんな流れも利用しながら、④の構造(筋膜)にアプローチしながら同時に②の習慣になっている動きにもアプローチしていきます。ロルフィングが長期的な変化の持続に繋がる理由はここにもありますね。

姿勢を変えようと思ったら結構大変だった!身体の使い方の習慣を変えるのは一苦労する!なんていう時には、すでに構造に影響が出てきていることが考えられたり、そのとき、身体に何をしていってあげればいいのか考える参考になれば幸いです。

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ロルフィング by Yukiブログの各カテゴリーについて

現在このブログには以下のカテゴリーがあります。

からだのこと:

からだにまつわる話。私自身のからだの使い方発見、ロルフィングや私のからだへの見解、クライアントや生徒さんからうかがった身体への意識の持ち方など。

筋膜関連:

ロルフィングで着目している筋膜についての記事。最近メディアでもよく取り上げられる筋膜ですが、実はまだまだ未知の世界なのです。

ヒントは自分のカラダの中に:

同タイトルの私の著書についての補足記事。

お知らせ:

その名の通り、お知らせ事項。

受講生only:

私が主催する、動きの指導者のための指導力アップセミナー「ホリスティック・システム」の修了生と受講生を対象にした記事。ロックがかかっているので、各等される方でパスワードがわからない方は連絡してくださいね。

ロルファーユキについて:

私のプロフィールのようなものです。

 


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