実はこの記事を書き始めていたのが、ちょうど2年前くらい。あたためた記事になりました。笑
今月はFacebookでのアップが多くて、こっちに移行したりしそびれましたが、最近アップしたものの中に、【ここ数ヶ月の情報の総まとめ】というものがありました。そこにも出てきた、“正解”という言葉。
そこにも繋がるし、そろそろここでこの記事を出そうかな、と。
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先月のこと。森山未來さんが出演されていたアナザースカイ。その中で彼はコンテンポラリーダンスで得た感覚について、こんなことを言っていました。
自分たちで解釈することを恐れない
常識に捉われないで欲しい
受け取り方は人それぞれでいい
日本は正解とか解りやすいものを見る事に慣れすぎている傾向にある様に感じる
実は、私も、「正解をすぐ知りたい」人が増えていることをここ数年感じています。
ロルフィングのような身体に携わることをしていると、身体には正解がない、もしくは、正解がたくさんある。そして、すぐにわかるものではなく、色々な過程の中で自分自身でわかっていくもの。そんなことがよく分かります。
けれど、普通に生活していると、どうしても、自分のしていることにOKが出せない、もしくはOKの出し方や出す基準がわからなくて、つい誰かに正解を教えてもらいたくなってしまう。
その気持ちは分かります。
あなたはこうした姿勢で立っていればいいんだよ。
正しい歩き方はこれだよ。
こうやって身体を使っていれば間違いないよ。
こうしたら治るよ。
そう言われたら、誰だって、楽チン。
けど、残念ながら、身体はそんなに単純じゃありません。そして、身体と上手く付き合っていくには、他人によってOKを出される身体ではなく、自分でOKを出せる身体であることが大切です。
今はネットで調べれば、何でもすぐにわかってしまう、いや、わかった気になってしまう時代です。そのため、正解までへのスピードを求める人も多い。
けれど、残念ながら、身体の進化は、そこまで進んでいません。正解がピピッと出ないんです。身体での正解は、日々の中で自分で内も外も感じとっていきながら、ここかな、あそこかな、と探求していくしかないんです。
そうすると、正解は点で存在するのではなく、ここからここの範囲内ならいける!ということがあったり、この時はここが正解だけど、こっちの時はあそこが正解、ということがわかったりするんです。
ストレッチもトレーニングもダイエットも何でもそう。
単純明快でスピーディーに結果が得られそうなものは、やってみると分かりますが、そうではないことがわかります。それが普通です。
もしくはスピーディーに結果を得たものは、スピーディーに失いやすかったり。
時代のスピード感は上がっていくけれど、身体の構造機能はそこまでスピーディーに変化しません。身体とのお付き合いは時間を取ってあげてみてください。そうすると、きっと身体は答えてくれます。
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ここではなくてアメブロに書いたかもしれないけれど、私は、ダンスでもロルフィングでも、正解がないことが普通である、という世界で育ってきたんだなぁ、と確かこの番組を見た時に気付かされたんですよね。
そんな私でさえ、ロルフィングを学び始めたときは、正解を教えてもらえない時にすごく不安を感じました。あってるのかどうかの不安。それでも、もちろん笑、先生は教えてくれないわけなので、私がとった策は、「もし、どう考えてもおかしなことをしている時には教えて欲しい」と先生に伝えておくことでした。もう、そこの信頼感でやっていくしか方法がなかった!笑
ホリスティック・システムのコースの中でも、私に質問をしても、正解が結局自分の感覚に委ねられていることが多かったのは感じたんではないかなぁ、と思います。
そして、再受講している皆さんが、年月を経て自分や身体自身の理解が深まっていることを感じている様に、自ずと正解はそこにあるようになったりする。
身体って本当に面白い!
ググればいろんなことがわかります。わからないままにせず、明確にすることも時に大切ですが、事によっては、簡単に調べられる今だからこそ、しばらくわからないまま放置しておくことも大切にする必要があるんじゃないかな、と思ったりもするここ数年なのでした。
2年前の記事だったけど、やっぱり言うことは何も変わっていませんでしたねぇ。笑
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