身体業界にいると、自分の身体に何かあった時、自分がしている施術やエクササイズやトレーニングなどで何とかしようとする人がとても多い。
「自分で何とかしよう」が強すぎて、とにかくセルフケアで乗り切ろうとしたりすることも。
業界にいる人はプロだけれど、別に、プロが他の人を頼ることは悪いことではない。だって、自分の身体とはいえ、わからないこと、気付いてないことってたくさんある。
なぜかと言えば、自分の感覚による基準値って時計の針がずれるようにずれていくから。
私が開催する指導者対象のセミナーでは
自分の身体や動きを時に第三者にみてもらうこと
自分のモダリティーだけで解決しようとしないこと
を必ず伝えています。
今回、私は仙腸関節に痛みが出ました。(詳しくはこちらを)
今回の私のように、私が「今仙骨はこうなってる気がする」と感じてたことが、実際ロルフィングで見てもらったら「仙骨というより腸骨がこうこうこうなってる感じだね」と少し違う角度で言われると、気付かないことに気付けたりする。
私がヨガで出来るだけ左右均等に動こうと思ったのも、
身体の感覚がある程度良い人は、「きっとここがああなって痛みに繋がってるから、こうやって身体を使った方が良さそうだ」とか余計なことを考えながら使ってしまいやすい。(本当に時にこれが大きなマイナスになる)
これをやってしまうと、気付けない箇所に働きかけられないままになってしまう可能性が出て来る。
今回、私自身に久々にそれなりの痛みを感じて、実験的に、人に頼る、という戦略をとってみて、学ぶことは多かった。
ちなみに、もちろん、頼る前に自分で出来ること、ゆるめたり、動かしたり、ストレッチしたり、色々やってもみました。…がそこまでの改善は見られず。改善がここで見られる程度のことであれば、それでいいけれど、
「あ、これがダメなら人の手を借りなきゃダメだな」
というポイントを知っているのも大切だと再確認させられた今回の痛み。
痛みが発生して2日後、さらに痛みはなく、基本何も感じなくなりました。長い時間座っていると存在はあり。お風呂を洗ったり、前屈みになるのも大丈夫だけど、まだちょっと感じるので要注意。基本的な動作には対応できているけれど、まだダンスなんかの早くて衝撃のある動きはやめておいた方が良さそうだなぁ、というところです。
本当に痛くて、歩き方もおかしくなっていたので、早く改善してよかった!
そう、長引けば長引くほど、代替動作もより癖付きやすくなるから、大したことではなくても動きに影響が起こっているものは早期対処に越したことはありませんね。
自分がプロの指導者でも施術者でも、しっかり他の人にも見てもらうの、おすすめです。
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