身体知に基づくピラティスWS― 筋膜 × 知覚 × コミュニケーション ―

力を使わずに感覚を使う
そんなピラティスのWSって少ない
感覚を使う事で力が発揮される
それを体験したことのない方々に知ってもらいたい

これは初回開催時の受講生の感想です。

ピラティスの生徒の中には、先生には言えないけど

・ちょっと筋肉がもりもりしてきた気がする
・実はちょっと痛い
・力んで頑張らないとできないエクササイズがある
・日常やスポーツ、パフォーマンスに活かせてない(=通わないと健康が保てない)
・しばらく通っているけど、なかなかうまく動けない

そんな悩みを抱えている方たちがいます。
皆さんの生徒さんは大丈夫でしょうか?

ただのエクササイズ、フィットネス、なんかオシャレだから、
そんな感じで指導するのであれば気にしなくてもいいですが、

実はピラティスは、

・もりもりしなくても強くしなやかな身体に導ける
・痛みなく動く方法を伝えられる
・実はもっと少ない力で同じエクササイズができることを伝えられる
・日常やスポーツやパフォーマンスにリンクできる

ということが可能です。

筋肉の力に頼るのではなく、筋膜の力を利用する。
ピラティス、特にマシーンを使ったピラティスではそれがやりやすくなるのです。

でも、それは、ただマシーンピラティスをすればそうなるのではありません。
そこには、筋膜×知覚×コミュニケーション(言葉)をうまく利用することが必要不可欠

このワークショップでは、ロルフィング®︎が大切にしている「身体知(embodied intelligence)」という観点から、筋膜や知覚のネットワークを通して動きを再解釈し、体験を通じて深めていくことでその必要不可欠な要素を取得していきます。

頭で理解する知識ではなく、体験を通して宿る“知”を。
マシーンピラティスにおいてはマシーンを感覚刺激の媒体として。
ロルフィング的視点から丁寧に扱っていきます。

そのため、ワークショップの中では、指導法やスキルを私が“教える”訳でもなく、皆さんが“覚える”訳でもなく、まず自分の身体と動きが変わる体験から学びを深めていきます。

このワークショップは、こんな方におすすめです:

•​もっとピラティスやマシーンを感覚的に深めていきたい
​•​努力をしているのに「なぜか指導が届かない」もどかしさを感じている
•​感覚・筋膜・神経系など、より身体の“内側”からピラティスを見直したい
•​マット/リフォーマーを問わず、今の現場で活かせる学びを深めたい
•​エクササイズの本質を、自分の身体を通じて掴みたい

このワークショップ(現在3回で構成、単発受講も可)で扱う主なテーマ:

​•​足〜骨盤〜背骨のつながりとその再教育(vol.1)
​•​腹部の“固めずに支える”感覚と背骨の再構築(vol.2)
​•手〜肩帯〜背骨のつながりとその再教育(vol.3)
•​身体の感覚入力と応答性の引き出し方
​•​ピラティスのキューイングと言葉の選び方
​•​リフォーマー/マットの枠を超えた統合的な指導の組み立て

1回3時間の少人数制ワークショップ。
各回はテーマごとに独立しているため、単発での参加も可能ですが、継続して学ぶことで、身体を統合的に捉える視点と技術が自然と育っていきます。

vol.1 骨盤から足のつながりを再学習する
vol.2 背骨と腹部の動きの地図を描きなおす
vol.3 手から肩甲骨、肋骨へ。上肢の連鎖を再構築する

2025年 開催スケジュール:*現在は東京開催のみ

vol.1 11/18(火)10am-1pm @pilates studio COCO
vol.2 12/16(火)10am-1pm @pilates studio COCO
vol.3 11/1(土)10am-1pm @SUGATA青山
*今後も継続予定です。新しいスケジュールが出次第こちらにアップします*

料金:17,500円 / 3時間 (各回)
定員:6名(最低開催人数3〜4名)
対象:マシン / マットピラティス指導資格を保有する方

お申し込み・お問い合わせ
pilates studio COCO開催 → メールフォームor rolferyuki@gmail.com  
SUGATA青山開催 → SUGATA青山お問い合わせフォーム

注:このWSでは以下のことは扱いません
・新しいピラティスエクササイズの紹介
・筋膜への徒手療法
・これをやっておけば良い、というような安易なテクニック
・形重視のフォームの追求
・治療目的のアプローチ

よくある質問についてこちら

受講生感想:
“スプリングという抵抗がある中で、筋力のパワーに頼りすぎることなく動けるを体験”
https://rolfingbyyuki.com/blog/2025/10/02/embodimentvoice1/

*ここでも開催して欲しいというWS開催リクエストもいただいています。ご希望があればメールフォームor rolferyuki@gmail.comまでご連絡ください。

セラバンドを使ってロルトレ@東京&名古屋

ロルフィングの哲学のもと、ロルフムーブメントを利用しながらの日常でできる地味トレ。キツくしようと思えばできるけど、そんなにキツくなくて、日常の動きの中に足していける。それがロルトレです。

今回はそのロルトレにセラバンドを利用することで、より強度につなげていきます。同じ動きなのに、セラバンドを使うことで負荷がかかる便利さ。それ同時に、セラバンドを“どう意識して使うか”で効果はマイナスにいくこともプラスにいくこともできる事実を体感していきましょう。

せっかく負荷をかけるならプラスに向かえるように。普段、マシーンやプロップを使ってのトレーニングをしたりする人にも最適なWSです。

▼ 今回カバーする内容 ▼
・筋肉より筋膜にフォーカスした強化
・地味なエクササイズでも、とても良いトレーニングに
・マシーンやプロップの使い方にもつながる、セラバンドの効果的な利用の仕方


ロルケアやロルトレは日常の中でセルフケアができたり、トレーニングができたりして、とっても便利ですが、時に負荷をかけ強度を増し強化していくことも必要になってきます。

マシーンと違い場所を取らず、持ち運びができるセラバンドは最適なプロップ。これを利用しない手はありません。今あなたが知っている地味なトレーニングが、セラバンド1本で立派なトレーニングになることを体感していきましょう♪

【セラバンドを使ってロルトレWS@東京】

日程:2025年10月27日(月)2pm-4pm

場所:高田馬場周辺(詳しくはお申し込み時に!)

受講費:7,700円(税込)
(+メンバーは価格が違います!Facebookグループをチェック)

申し込み&質問:どこからでもご連絡を(LINE、メッセンジャー、gmail)

【セラバンドを使ってロルトレWS@名古屋】

日程:2025年11月3日(祝)10am-12pm

場所:ロルフィングスタジオ380(金山)&オンライン&録画視聴

受講費:6,600円(税込)
(+メンバーは価格が違います!Facebookグループをチェック)

申し込み&質問:どこからでもご連絡を(LINE、メッセンジャー、gmail)

股関節と仙腸関節(身体の前後をその繋がりから見る)@東京

股関節単体、仙腸関節単体では意識をしていても、その周りとの関係性の中で意識することが少なくなりがちです。今回は、それぞれの意識ができることもおさえつつ、意識できるところからのあえての単体の意識を外して繋がりに着目していきます。

▼ 今回のポイントはこちら ▼
・股関節と仙腸関節のイメージ&意識
・それぞれの周りとの関係性を動きの中でつなげていく
・そこから身体の前後の意識、そこから生まれる立体感を体感


身体の意識の仕方は無限大にあります。その中でも今回は、股関節と仙腸関節にフォーカスしながら、前後の関係性で全身を見て、動きの中に落とし込んでいきます。

背骨の全般の動きに関わってくるこのイメージと感覚。
身体の中に立体感が生まれるとどう感じるのかを体感していきましょう!

【股関節と仙腸関節の繋がりWS@東京】

日程:2025年10月27日(月)10am-1pm

場所:高田馬場周辺(詳しくはお申し込み時に!)&ZOOM&録画視聴

受講費:12,000円(税込)
(+メンバーは価格が違います!Facebookグループをチェック)

申し込み&質問:どこからでもご連絡を(LINE、メッセンジャー、gmail)

ロルケアvol.3 骨盤底&腹筋

【vol.3】は骨盤底&腹筋です!!ここ数年、よく聞くようになった骨盤底や腹横筋。呼吸のためにも歩行のためにも、ただ立って生活する、というためにも欠かせない場所です。

骨盤底のトレーニングというと、お尻に力を入れる、などがありますが、実はそれは、それさえも難しい人が行う必要があるトレーニングで、それができる人にとっては、もう少し繊細なトレーニングが必要になります。

同時に腹筋のトレーニングというと、お腹を凹ませる、などありますが、こちらもなかなか腹筋さえすれば腰痛を防いでくれるような身体になるかというと、時に逆の作用をしてしまうことも。

今回のセルフケアでは、骨盤底を日常生活の中でどうトレーニングできるのか、腰痛や腹筋とどう関係しているのか、などを見ていきたいと思います。

▼ 今回ふれていく部分▼
・骨盤底のつくりや働き
・骨盤底と骨盤(仙骨含む)や脚や背中とのつながり
・腹筋群(とちょっと内臓)
・それぞれのセルフケア&プラスになる使い方

▼ こんな方におすすめ▼
・骨盤底の状態が気になる
・骨盤底のエクササイズは、おしりを締めたりすることしか知らない
・骨盤の歪みが気になる
・下腹部に力が常に入ってしまう
・腰痛がある
・お尻に力が入りすぎる
・日常でできることを知りたい
・骨盤底や腹筋の適切なエクササイズを知りたい

【セルフケアWSシリーズvol.3 @名古屋&オンライン】

日程:2025年10月26日(日)10am-12
*名古屋でのセルフケアWSは基本的に第4日曜に開催予定ですが、11月は30日です!*

場所:ロルフィングスタジオ380&ZOOM

受講費:6,600円(税込)
(ホリスティック・システム+メンバーは価格が違います!Facebookグループをチェック)

申し込み&質問:どこからでもご連絡を(LINE、メッセンジャー、gmail)

この後のシリーズは、腹部(より中にある大腰筋など)、肋骨と背骨、首頭部、肩や腕回り、のように続いていきます。

身体知に基づくピラティスWS:よくある質問集

Q. ピラティスインストラクターです。ホリスティック・システムとこちらのWSシリーズ、どちらを受けるかで悩んでいます。どちらがおすすめですか?

A. 動きの本質的なところをしっかり知りたい、となれば断然ホリスティック・システムがおすすめです。身体知WSは、これだけでもかなり有意義な作りにはしていますが、それぞれ3時間しかなく、ピラティスに特化した説明や実践なども入れていくので、そこまで本質的なことには触れていかない内容です。ただピラティスのマシーンを取り入れていくので、そういった応用には向いていると思います。

ホリスティック・システムの10回のコースのすごいところは、人間の動き、について深めていくので、ピラティスでもヨガでもダンスでも運動指導全般にしっかり活かせていけるところです(本人がどれだけ自分で探求していくか、ということもありますが)。ピラティスに特別フォーカスはしていきませんが、動きの本質に触れていくので、応用は可能です。

ということで、しっかり筋膜、神経など科学的背景もふまえて体感していきたい!となればホリスティック・システムを。ひとまずピラティスのイクイップメントでのアプローチを知ってみたい、ちょっと内容に触れてみたい、という方には、身体知WSをおすすめします。

Q. こんな人に向いていない、というものはありますか?

A. 受講した方にそこについて聞いてみましたが、「〇〇筋が~とか、××筋使って~、という指導を好む方には向かないと思います」とのコメントをいただきました。
他には、
・手っ取り早く効果が出るものが好き
・自分の身体の探求や動きが改善していくことには興味がない
・プロセスより結果
という人にも向いていないかと思います。

Q. ピラティスではなくヨガを教えているんですが、受けられますか?

A. 受けられますが、ピラティスのマシーンなんかを利用していくので、ヨガとどれくらい繋げていけるかはご本人次第のところもなきにしもあらずです。ただ、動きというのは本質的なポイントは共通してきますし、vol.1では座り方、足や脚の動かし方、vol.2では背骨の動かし方、vol.3では上肢の使い方を見ていくので、落とし込んではいきやすいと思います。

Q. ピラティスではなくジャイロトニックを教えているんですが、受けられますか?

A. 受けられます。マシーンの形態は違えど、マシーンとどう感覚的に関わっていくか、という点で得られることはかなり多いかと思います。vol.1では座り方を、vol.2では背骨の動きを見ていくのでジャイロキネシスにも深く関係しますし、vol.3では上肢と背骨のつながりを見ていくことになるので、ジャイロトニックには必要不可欠な要素となるかと思います。

身体知に基づくピラティスWS― vol.3詳細 ―

vol.3 手から肩甲骨、肋骨へ、上肢の連鎖を再構築する

ピラティスでよくテーマとなる「肩甲骨」。
肩甲骨がうまくついてこなかったりするのは、手・腕・肩甲骨・肋骨の連携が断線しているサインかもしれません。

このWSでは、まず「手」という末端の感覚入力から、上肢の動き全体を再構築していきます。前腕・上腕・肩甲骨・肋骨といった構造を、“操作するパーツ”ではなく、動きを伝え、支えるネットワークとして捉えることがテーマです。

“自由に動かす”と“安定して使える”の関係性にアプローチして両立させる上肢の使い方を、自分の身体で見直す3時間です。

【カバーする構造
•​手・手指
•​前腕/上腕
•​肩関節・肩甲骨
•​鎖骨・胸郭(肋骨)

【カバーする動き
•​手からの感覚入力(触れる・押す・支える)
•​上肢と肩甲骨の連動
•​上肢と肋骨(少し背骨)の関係
•​呼吸との協調

【関連するピラティスエクササイズ
•​リブケージ・アームのような基礎エクササイズ
•​プッシュスルーバーやストラップを使う上肢エクササイズ
•​肋骨の動きを促す胸郭の伸展・回旋系エクササイズ
•​手にピラティスサークルなどプロップを持つエクササイズ

“腕をどう動かすか”ではなく、“どこから動きが始まり、どこへ繋げていくか”を体感的に理解していきます。

上肢の使い方ひとつで、全身の印象や働きは劇的に変わる理由を知り、“手”の感覚を変えることから、“背中の自由”と“動きの表現”につなげる実践的なWSです。

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身体知に基づくピラティスWS― vol.2詳細 ―

vol.2 背骨と腹部の“動きの地図”を描きなおす

ピラティスの要ともいえる「背骨」。

その屈曲・伸展を本質的にコントロールするために必要なのは、腹筋を鍛えることだけではありません。

このWSでは、「固めずに支える」腹部の使い方と、「繊細に導く」頭部や頸椎をはじめとする縦軸の調整に焦点を当てます。感覚と筋膜のつながりから背骨の動きをひも解き、“動きの地図”を描きなおすように再学習していきます。

【カバーする構造
・筋膜(fascia)
・背骨
・頭部(頸椎を含む縦軸)

【カバーする動き
・背骨の屈曲・伸展
・​頭部の可動と誘導
・うつ伏せポジションでの動作制御

【関連するピラティスエクササイズ
・ヘッドノッズ、ネックカール、フライトなどの基礎エクササイズ
・ラウンド&アーチの動きが含まれるエクササイズ
・スワン、スイミングなどのうつ伏せ伸展系エクササイズ全般
・サイドシットアップなどの側屈系エクササイズ
・ソウなどの回旋系エクササイズ

背骨の軌道を感覚的に捉え、伸展系の動きに精度と深みをもたらす実践へ。

言葉で導ける指導” の力を高め、身体知を通じたピラティス指導を身につけていきます。

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身体知に基づくピラティスWS― vol.1詳細 ―

vol.1 骨盤から足の“つながり”を再学習する

骨盤の動かし方にもいろいろあるのを知っていますか?同じように見える動きでも、感覚入力が異なることで使う筋肉は異なります。
まずは骨盤全体の動きを見て、そこから足元への“つながり”を、筋膜と感覚の視点でひも解く3時間。

【カバーする構造
・筋膜(fascia)
・骨盤全体
・股関節
・膝関節
・足関節
・足部

【カバーする動き
・座り方
・骨盤の前後傾
・足関節、膝関節、股関節の屈曲伸展 (もし時間があれば股関節の内外旋)

【関連するピラティスエクササイズ
・座位全般(座り方が失敗していたら元も子もありません)
・クロックワーク、テーブルトップ、レッグスライドなどの基礎エクササイズ
・フットワーク、レッグサークル、ショルダーブリッジ、座位・立位のエクササイズ
・レッグスプリングやストラップを使うエクササイズ全般

骨盤の力まない揺らし方や、大腿骨頭の自然な動き方を自分の身体で再確認していきます。足の固有感覚や指先の繊細な感覚にも焦点を当て、ピラティスにおける下半身の安定性と自由さを同時に手に入れる、“使える身体” への再構築の第一歩となるWSです。

実践を通して“伝えられる動き”へと変えていきます。

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