身体の中は美しい網が張りめぐらされている

先日Facebookのアメリカ本部のRolf Instituteのフィードにこんな写真とこんな説明が登場しました。日本語訳はロルファー仲間であり一緒に卒業した、大阪の宮本貴代さんがつけてくれました。

「1つの体の中にある(複数の)ラインは、謎めいた構造ではありません。それらは力(各方面からのフォース)がバランスされる場所なのです」 by アイダ・ロルフ博士

(訳者補足:linesもforcesも複数形。a bodyとしているのは有機的に統合された「体」全体を指していると思われます)


その説明にあるように、身体の中は1つのラインではない、ということを、ここ数年、特にダンスの舞台復帰をしてからよく思います。

よく、筋膜を、fascial netと言ったり、spider web(蜘蛛の巣)と表現したりしますが、本当にその通り。身体の中は蜘蛛の巣が張り巡らされたように筋膜が走っています。その筋膜によって力が分配されるわけなので、ラインが1つではないし、そもそも張りめぐらされたイメージは網のような感じでもあります。

ただ、台風の目のように、動きの流れの“結果として”中心であったりラインは生まれる、というのが自然の摂理であり、受精卵から成長していく時のミッドラインであり、よく言う“軸”なんだろうなと思います。

ここ数ヶ月は、そういった身体の中の網をイメージしてダンスレッスンに参加していたりします。そうすると、動きにもボリュームが出て、特に、私の苦手な上半身を使うときに心膜が胸腔に張りめぐらされたイメージはとても効果的。

身体の中に網が張っている感じ。昔はそこまでイメージできませんでしたが、皆さんはどうですか?やってみてくださいね!イメージするのに、こちらの動画オススメです。

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筋膜はなぜねじれるの?

筋膜はなぜねじれたりするのでしょう?

ロルフィングを通じて学び、実際に自分のからだでセッションを受けて学び、クライアントとのセッションの中で学んできたことをいろいろふまえてみると

やっぱり今のところ、

■ 日常の動き(呼吸、歩行、食事の仕方など)の癖
■ スポーツをする時の動きの癖
■ 怪我や手術後の保護、代替動作

なんてところが原因として挙げられると思います。

筋膜は私たちにとって都合が良いだろうと習慣的な動きに合わせてねじれてくれていたり、

手術や怪我の傷あとを守るために硬くなり、からだ全体のバランスを保つためにまわりの筋膜はねじれていったりする。

すごい仕組みですね!

そして筋膜の持つ、張力と圧力の関係
運動していると、これはものすごく感じます。

例えば、ゴルフのスウィングでは、いかに、でんでん太鼓のように軸を中心にねじれるかということが大切。

それもまさしく、筋膜の張力をうまく使ってこそ、できること。だって、背骨は勝手に動かない!

筋膜のねじれや癒着を改善して、健康な瑞々しい筋膜を保ち、いつまでも気持ちよく身体を使っていきたいですね。

 

余談ですが…

馬の筋肉量では、計算上、あんなに早く走れないとか。なぜあんなに早く走れるかというと…

筋膜の張力を利用しているからなんですよ!

 

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筋膜に動きの癖がつくまで

私がロルファーになった2005年時には予想もしていなかったほど、今では認知度がアップしている「筋膜」。まだまだ謎も多いですが、それゆえ可能性もたくさん含んでいます。

最近で一番取り上げられたことと言えば、こちらのニュース『人体で最大、新しい「器官」を発見?』

「間質」について取り上げられていますが、要は筋膜のことだよね、というのが専門家の認識です。先日読んだ、『医道の日本6月号』でも紹介されていました。(ちなみに、この中でロルファー仲間ほしのあつこさんが寄稿されています。良記事!)

ロルフィングでは、ずっと筋膜に着目してきています。実際に、International Fascia Congress(国際筋膜学会)の創立者はロルファーの二人。そして、アナトミートレインという概念を世に出したトーマス・マイヤースの存在も大きいでしょう。

トムはロルファーの大先輩。そんなトムが来日する際に、アシスタントをさせてもらえる機会を初期の頃(まだまだ私が駆け出しのロルファーの頃)から得ていたのは、幸運中の幸運としか言えません。

さて、そんなトムのセミナーでトムがよく使う説明ですが、どのように筋膜に癖がついていってしまうのかを簡易バージョンで紹介します。


慣れないことをする時、どういうやり方がいいのか、色々試しますよね。そういった仕草の中から使いやすいものを使うようになり、それが習慣になっていきます。そして習慣が継続されると姿勢を生み出していき、それが続くと筋膜を含めた構造に影響が出てくる。

…という流れです。

なので、例えば、

①パソコンの画面が見えにくく、よく見ようと顔を画面に近づける仕草

②顔を近づけたら画面が見やすかったので、それを繰り返す習慣になり、

③いつも顔を前に出して画面を見ながら仕事をするため、パソコンを使っていない時も頭を前に出す姿勢になり、

④その姿勢を続けることで、前に出た頭を支えるために、まわりの筋膜が硬くなったりしながらバランスを取り始める。

こうやって、
繰り替えし行う動きが
筋膜を癖付けていくわけです。

なので、ロルフィングでは、そんな流れも利用しながら、④の構造(筋膜)にアプローチしながら同時に②の習慣になっている動きにもアプローチしていきます。ロルフィングが長期的な変化の持続に繋がる理由はここにもありますね。

姿勢を変えようと思ったら結構大変だった!身体の使い方の習慣を変えるのは一苦労する!なんていう時には、すでに構造に影響が出てきていることが考えられたり、そのとき、身体に何をしていってあげればいいのか考える参考になれば幸いです。

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筋膜の健康に大切なもの

骨が健康でいるためには
重力による圧が必要。

そして、筋膜が健康でいるためには
テンション(張力)が必要。

ストレッチのように、ゆるゆると伸びる感覚
筋膜には必要なんです。

そして動きのない部分は、筋膜が硬くなりがちで、お隣りの筋膜と癒着したり、筋線維と癒着したりします(以前行った解剖実習でもそれが見られました!)。

その状態が長く続くと、ちょっとやそっとのストレッチでは伸びず、
ヨガなどのゆっくりとストレッチを加えるようなストレッチをながーーーーーーーい時期続けなくてはいけません。

そして、動きがなぜそこにないのか、も大切。
怪我で動かしてなかったのか?
使い方の癖なのか?

それに気づけていないと、ストレッチして伸びたとしても、また硬くなりやすい状態であることは変わらないわけです。

そしてそもそも、
“そこに動きがない”ということに気づいていなければ、気づかないままなので、からだにとっては存在しないのと同じ。それでは変わらなくて当然です。

なので、まとめてみると…

・自分のからだを感じてみようとすること
・自分の普段の動きの癖などに気づいてみること
・いろいろな方向に、ゆるやかに力み過ぎることなく張力を加えていくこと

(いろいろな方向にストレッチしてあげるのがベストです)

などが、筋膜の健康には大切

もっとつきつめると、
それはつまり、からだの動きの癖には、自分のボディーイメージやマップも関わっているということで、そこへの意識も大切

ロルフィング®︎は、このように、いろいろなアプローチを同時進行しているわけです。

筋膜システムはとても賢いシステム。

その分、私たちも、私たちのからだが持つ賢いシステムである“感覚・知覚”をフル活用して答えてあげなくてはいけません。

人間に本来備わっているそんな力を再構築することに興味がある方は、一度ロルフィング体験をしてみてください。

 

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